誇りをもって本業と向き合う

誇りをもって本業と向き合う

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うちの会社はもともと、私の父が創業した会社なんです。 

株主で役員をしていた関係で、うちの父が大借金を抱え、倒産寸前だったこの会社を引き継いだんです。 
私は大学卒業後、大阪で就職していたんですが、帰ってきて会社を手伝えと言われ、昭和42年に帰郷しました。 

それは、今から30年以上前のこと。
清掃業は世間から一段低く見られていたので、それを本業とすることには抵抗を感じました。 

「脱清掃業」を目指し、いろいろな事業に挑戦した時期もありました。
いわゆるニュービジネスへの挑戦です。でも、ことごとくだめでした。
失敗を繰り返す中である時、ニュー ビジネスとは何ぞやと考えたんです。 

世の中で初めてのものをつくって売り出すことだけではなく、これまでやってきた業態を変える、あるいは売り方を変えることもニュービジネスになるのではないか。 

うちで言えば、清掃のシステムを新しい形で提供できれば、それはニュービジネスになるのではないかと思いました。 

私にとっては清掃業は家業であり、本業。
自分の本業に誇りを持てなくて、どうして幸せな人生を歩めるだろうか。 それに気づいたのです。 

そこで、何のために清掃をするのか、と自分の生業をもう一度定義し直してみました。

清掃とは、汚れたものをきれいにすること。
確かにそれに違いないが、ただそれだけなのだろうか。 

それだけなら“安くて早い”業者が一番いいはずです。 

でもそうじゃない、と確信を持たせてくれたのがゴムメーカー・日本ゼオン徳山工場でした。 

今から約20年前、そこの業績がすさまじく伸びて随分話題になったことがあります。
そこで、工場長の話を聞きに行ったら「5S」を徹底的にやったというのです。 

「5S」とは「整理・整頓・清潔・清掃・躾」です。
その「5S」を徹底したら、皆のモラルも上がって、売上が上がり、その結果利益も上がったということでした。 

それを聞いて、「ああ!そうか。」と思いました。 

清掃とは、単に汚れたものをきれいにするだけではない。
会社を繁栄させるために、まず一番最初にやらなければならないことではないか、と思いました。 

それから「清掃業は繁栄手助け業」 

当社の企業理念を「お客さまに繁栄と幸福を提供する」 

と定義して、 

昭和63年に社長に就任して以来、私の経営理念と合わせて、繰り返し繰り返し、従業員の皆さんにお話ししています。


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